レフリーに促されて、立ち上がろうとする俺。

試合は終わっている。
しかし、あすかの責めは続いていた。

脳内で、あすかの言葉が繰り返される。
「(どう? 私に犯された気分は…射精を懇願までして、あんなに大量にブチ撒けて…うん?)」
「(手コキだけでとことんイかされて。私のテクはまだまだあんなものじゃないわよ)」
「(私に負けた男はね、敗北の味が忘れられなくて、試合のことをオカズにしてオナニーするの)」
「(私の部屋にきたら、この試合なんか比べ物にならないほどの快感地獄…味わわせてあげる。)」

彼女に責められる妄想を止めることができない。
彼女の手コキ、足コキ、そしてまだ知らぬフェラの味、膣で締め上げられる快感…

立ち上がろうと膝を立てた瞬間。

ブルンッ 

「~~~ッッ」

小さな衝撃でペニスが震える。
その刺激が、ギチギチに勃起したペニスの芯にジンジンと響き、
快感がじわじわと全身に広がっていく。

※「M男の代表に仕立てられ」(前編)はこちら

かろうじて呻き声を抑える。

(クソッ とにかく控室まで戻って…水のシャワーでも浴びて...)

自分を奮い立たせるように呟いて立ち上がり、リングのロープをくぐる。

(……)

リングからは飛び降りなければならない。
まさか、しゃがんでそろりと降りるわけにはいかない。
だが、降りた瞬間の衝撃を思うと、その高さが恐ろしく感じる。

「クッ」

意を決してリングから飛び降りる。

ブルルンッ!

「アオォッ!!」

ペニスが激しく踊り、先走りピピッと辺りに飛び散る。
射精感が駆け巡る。
全身に汗を滲ませ、必死に射精を堪えた。

射精を踏みとどまったペニスの鈴口からは、
すぐに新たなカウパーが滲み、水玉を作り、限界を超えて亀頭をつたって垂れていく。

それは、足で踏まれて勃たされ、言葉で責められ、昂ぶった身体と精神が、
容易には収まらないこと、
絶頂を目指して、貪欲に性的刺激を求めていることを物語っていた。
あすかが仕掛けた罠との、孤独な闘いが続く。


あすかを映していたカメラが、俺に向けられる。
彼女にリングウェアを戦利品として奪われ勃起ペニスを晒すことを強要されている。
気を張り、表情を取り繕おうとしても、
ギンッギンに勃起し続けるペニス、尿道口から先走りが垂れるのを隠すことはできない。

モニターに映るのは、
試合が終わったにも関わらず、妄想に上気し呼吸を荒くし、全身から汗を滲ませる男。
赤黒く腫れ上がりテカった亀頭の鈴口がぱっくり開き、透明な粘液が垂らすペニス。

Mっ気の強い男の観客、Sっ気の強い女の観客たちには、
それが何を意味するのか明らかだった。

「私に足で踏まれて勃起させて、興奮して…チンポがもっと犯してほしいって涎を垂らしてるわよ」

「…ウゥッ!」

あすかがマイクを握り、煽る。

「私に負けた男は、私に責められるのが忘れられなくて、妄想しながらオナってるみたいだけれど…」

「…無様ね」

「…ア…アァァ…ッッ」

あすかに煽られるたびにギュッと力み、さらにギン勃ちしていくペニス。
ペニスのみならず全身が硬直し、ペニスがヒクッ ヒクッ と小さく波打つ。
それは射精の律動にも似た痙攣。
しかし、わずかなヒクつきで精液は射出されず、代わりに多量のカウパーを漏らしていく。
神経が焼き切れそうな快感に、頭の中が真っ白に染められていく。

言葉責めだけで、繰り返されるドライオーガズム。

会場の男たちが生唾を呑み込み、呻き声を上げる。

(も、もう…)

俺は、ペニスに手を伸ばす。
堪え切れない。自分でシゴいて射精してしまいたい。


そして、手がまさに一触即発のペニスに触れようとした瞬間。


「その男、私に犯されるのを妄想しながら、堪えられなくてここでイっちゃうんじゃないの? クスクス」


「あぁぁぁぁっっ!! オォ…オ…くあぁぁぁっっ!!」


自分でオナニーすることすら許されなかった。
あすかの言葉を聞いた瞬間、ザワザワと肌が粟立ち、
奮い立つような震えが背筋から全身へと駆け抜ける。

(こ、こんな…馬鹿な…  おぁぁぁっ! す、すごっ お、おぉぉぉっっ イ、イク…イグッ! 出る!!!!!)

一撃、空腰を振る。
虚空に突き上げられてペニスから、精液が迸る。


ビュルルルルルーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


羞恥と屈辱と…快感の電撃に、身体と精神のすべてを支配された。
悔しさと歓喜の入り混じった涙が頬を伝う。

「ア……アァァ……」

何度も放精しながら、意識が遠のいていった。

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◇ ◇ ◇



この日以降、俺の戦績から勝利が消えた。

どんな女と戦っても、あすかに犯された試合がフラッシュバックし、抗うことができなかった。
劣等感と快感で葛藤するツラを隠すこともできず、女を勢いづかせてしまう。
そして、俺に勝利し自信をつけた女たちは、他の男たちをイかせる存在になっていく。

俺に当てられるのは、あすかが育てる女たちだった。

選手たちは団体に所属し、戦う。
そして、シーズン成績が上位の個人と団体には賞金がある。
あすかは、自軍に所属する女たちを育てるダシとして俺を使っているのだ。

契約により、勃たなくなるか、解雇されるまで、自らは辞められない世界。
そして、イきっぷりでM男どもの不名誉な支持を集め、客を動員する俺は、
負けが込んでも解雇により解放されることもなかった。

あすかに利用されるのに抗おうと、鍛錬し、勝ちを掴み取りプライドを取り戻そうとしても……
彼女に犯された記憶が薄らぐころ、あすかは現れる。
不敵な笑みを浮かべ、自信に満ちた態度で、ナイスバディを見せつけながら俺に近づくあすか。
それだけで、すべてを思い出させられる。
「私から逃れられると思っているの?」
そう囁き股間を掴まれると、
すでにズボンがはち切れんばかりに勃起している俺は、ズボンの中に射精を強いられる。
そのまま、あらゆる手練で、撃ち尽くすまで俺をイかせ、
意地悪な微笑を浮かべて、悶える俺をせせら笑うあすか。


試合に敗北するたびに、
彼女の管理下に置かれる劣等感、
彼女の手の女にすら一度も勝てずに観衆の中でイかされる屈辱感に身を焦がしながら、
彼女らのエロコス、勃起に纏わり付く手指、パイズリ、フェラ、素股で蹂躪され、
アナルを犯され、焦らし抜かれた挙句に挿入して瞬殺される妄想が止められない。
オナるのをやめられない。

「クッ…イクッ!!」
打ち上げた精液がベチャッと天井を汚し、ボタボタと垂れてくる。
「ア…アァ…」

明日も俺は、リングの上でM男の代表に仕立て上げられる。


(了)